元・コラボ小説

高校生になって、


聞こえた声があった。



「凰星くんと煌星くんどっちが好き?」


あぁ、またか。


そう思って通り過ぎようと思った。


「んー、どっちも好きかなぁ?」



その言葉を聞くまで梓も一緒だと思ってた。


「え?なんで?普通凰星くんじゃない?」

「どうして?」

「だって将来安定してそうだし･･･」

「んー、でもさぁ、
凰星くんにも煌星くんにもどっちにも、
良いとこあるじゃん??
だから、どっちが好き、とか、
そーゆうの考える時点で間違ってると思うよ?」


･･･嬉しかった。



それから梓が気になってたんだ、ずっと。






俺らのこと、ちゃんと見てくれたの、


俺が知る中では梓が初めてだったから。