元・コラボ小説
どれくらい時間が経ったんだろうか。
俺の隣にある凰星の部屋から声がする。
多分、さっきの客は凰星の客だったんだろう。
誰が来たんだろう、と思って、
聞き耳を立てた。
「―――います・・けど、」
凰星の声。
よく聞こえねぇ。
「凰星、言わなきゃ分からないことだってあるんだぞ。」
大きな声。
この声は・・・、
岸野先生!!?
そうだった・・・。
岸野先生はどういうわけか毎週土曜日、
家にやってくるわけだ。
ど、どどどどどうする!!!?
本気で焦った俺は、
居ても立ってもいられなくなって、
立ち上がって、部屋をうろうろしてしまってた。