元・コラボ小説
「今から、ですかねぇ?」
「できれば。」
「月曜日でもいいですか?
ゆっくり、考えたいんで。作戦を。」
「作戦・・・?」
「俺は、俺なりに綺麗に終わらせますよ。」
「フッ、さすが男前。」
「お褒めの言葉ありがとうございます。」
ニヤリと笑ってみせた。
この人は、本当に凄い人だ。
いや、もしくは俺が現金なのか?
少し、勇気づけられた。
この人の尊敬できるのはこーゆうとこだ。
「さて、と。
岸野先生、悪いですが、
出て行ってもらえますか?
ついでに皇星にも誰も来ないように、と。」
「ほぉ?俺をパシるとは良い度胸じゃねぇか。」
「しっかり考えたいんで、お願いします。」
「・・・いいじゃねぇか。
借りはしっかり返してくれよ、煌星ちゃん?」
「勿論です。
それから、今日のことは他言しないようお願いします。」
借りってのは多分パシったことではなく、
勇気づけてくれたことの方のことだろう、多分。
他言なんて言葉よく知ってたな、と皮肉を言ってから、続けてこう言った。
「じゃ、しっかり考えろよ。幸運を祈る。」
そう言って部屋を出て行った岸野先生。
さて、どうするかな・・・?