元・コラボ小説



そして電話をかける。

「あ、もしもし?――?
今から大丈夫?」

―――うん、大丈夫だよ。

「んじゃぁ、○○にある泉の前集合ね♪」

―――す、すぐ行くね!!


焦った彼女の声。

「あ、ゆっくりでいいよ。
俺、待ってるからさ、ちゃんと。」

―――ゴメンね!待たせないよう頑張るから!

「あははっ、焦ってこけないでよ?
―――はドジっぽいから、さ。」

―――き、気をつけます。

「ちゃーんと歩いて来てよ?ね?」

―――う、うーん・・・?

「じゃぁね、バイバイ。」

―――う、うん・・・っ!!


そこで切った。



○○の前にある泉、とは、もう目の前。


当たり前ながら、彼女はまだ来ていない。




「ふぅ・・・」

小さくため息を落として、


俺は彼女を待った。






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