夜の街、蝶が舞う
「………自業自得じゃん?」
それと同時に
電話の切れる音がした。
私は一体
何を期待していたんだろう。
皆瀬くんに頼りすぎていたのかもしれない。
皆瀬くんは
私のこと、最低な女って言った。
だけど
私は変わらなかった。
だから、
怒っちゃったんだよね…
私は立って、
ベランダの方へ行った。
6階なんて…
飛び降りれないよね…
「香苗ちゃーんー
早く開けてよぉー…
ドア壊しちゃうよ☆」