夜の街、蝶が舞う



「あっ…バック」

私は部屋に戻った


「早く」


皆瀬くんは怒っていた


……そう、だよね…



皆瀬くん
最後に倒れた男を一蹴りして


私の手をつかんだ





どんどん引っ張られる


「…皆瀬くん…っ


手…いたい」



そう言ったけど

聞いてくれなかった。



ホテルの外にでた。


今にも雨が降りそうな天気…



「皆瀬くん!!どこ行くの!?

学校なら…行かないよ」


「うるさい」


やっと喋ったと思ったら…


相当怒ってる…っ…




ちょうど雨が降ってきた。






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