夜の街、蝶が舞う



私たちは
雨宿りのできる商店街へ

来ていた。






「…皆瀬くん…っ」




どうしても


顔を合わせてくれない皆瀬くんが


とても
怖かった。







「どうして…」




-バンッ!




皆瀬くんが

私の手をシャッターに押し付けた。



皆瀬くんの顔がいつもと違う。


こわい…




「いたいっ…て」




「…キス」



「…へ!?」





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