夜の街、蝶が舞う




そして



今度は




あたしからキス




優しく唇を合わせるだけの
行為が
深く、化する。



舌を絡み合わせ

部屋に甘い音がひびく。



「…はげしい」



皆瀬くんのほうから
唇を離し、
静かに
笑った。





「…皆瀬くん、


好きだよ…



大好き」






私は皆瀬くんの背中に

手をまわした。




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