夜の街、蝶が舞う




それでも今は自分1人じゃない。


学校を、親戚を、友達を
捨ててまで、


私はこの位置にいる。




自分の与えられた運命は
自分で乗り越えなければならないから。






お父さん、

お母さん。



今、無性に会いたくなる。

生きてたらこんな運命じゃなかったんだな

って思うと、


皆瀬くんには
迷惑はかからなかったわけだし。

それでも
皆瀬くんと一緒にいられて
嬉しいとか、

どんな手使っても離れないとか。


いろんな思いが駆け巡る。







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