うさのさんの動物観察日記

ハムスターが来た日は、もう食事も手につかない。

何をする手も度々休めては、ハムスターが入ったカゴに目をやり


「・・・だめだ・・・

かわいすぎる・・・」

とため息。

なんだかもう、甘々ケータイ小説の主人公みたいだ。

もっともハムスターはオガクズやワタのベッドの中にいることを好むので、常にハムスターの姿が拝めるわけではない。それでも、その中でヌクヌクしている姿を想像しては、ニヤニヤして楽しんだ。

『うしゃのしゃん

このおふとん

ふあふあだょ♪

どうもありがとぅ』


だーめーだー!!
かわいすぎるー!!!
(↑お前がダメだろ)


オガクズの中に、黒いゴマのような粒々を発見!

「あ、ウンチだ!

・・・かわいい~♪」


ここまで来ると、もう完全にただの変態だ。

ダメだダメだ、親らしいことをしなければ!
今日からうさのが、この子の親なんだから♪

とりあえず、名前をつけることにした。

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