忘れられない恋
がっこが終わって帰ってだらだらしてたら小学校の時から仲良しだったほのかから電話がきた。
『薫まだ心といい感じなの?』
「らぶらぶだよー」
『いやーあのねぇ、美波と付き合ってんだよね』
‥耳を疑った。
「は?いや嘘でしょ(笑)」
『美波に変わるわ』
いや待って!意味わかんない!
『薫?美波だけど。』
「うん」
『うち心と付き合ってんだよね。薫知らなかったんでしょ?』
「うん」
とりあえずうんしか言えなかった。
次は美波の友達に変わられた。
『薫ちゃん知らなかったんだよね?やめろとは言わないけどうち的に美波が辛そうにしてるの見てたくないんだよね』
いや完全にやめろってゆってんじゃん。
なんでなんも知らなかったあたしが知らない奴にぐちぐち責められなきゃなんないの?
あたしは怒りが込み上げてきた。
そして泣いていた。
また美波が出た。
『薫はどうしたい?』
混乱していて頭が回らなかった。
あたしは泣きながら震えた声で
「ごめん、切っていい‥?」
と言って電話を切った。
震えた‥
恐怖と驚きと悲しさで涙が止まらなかった。