忘れられない恋


夜目が覚めた。
辛くて何もする気が起きなかった。
涙だけが流れた。


心には普通にめるを返した。
自らその話には触れなかった。
いや触れられなかった。


心からの返事は
『なんかごめんね。俺さ、付き合ってんのかよくわかんなかったんだよね。中途半端な事して薫傷つけてほんとごめん』

謝ってほしくなかった‥
きっとあたしより辛いはずだよね。

「謝んないで。きっと間で辛かったよね?あたしこそごめんね」
『でも俺は薫が好きだよ』
その言葉だけで十分だった。
こんな事になっても心を嫌いになんてなれなかった。


でもしばらく辛さは残った。

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