座敷わらしの恋
「ふーん、そっか。うん、そっか」


「ま、そういうわけだから、ちゃんと付き合えよな」


ぽんぽんと頭を叩いてやると、


「しょうがないから付き合ってあげる」


なんて生意気なことを言ってみせる。

さっきまで落ち込んでいたくせに、やれやれ。

まぁでも、何とかなってよかったよかった。
< 139 / 211 >

この作品をシェア

pagetop