座敷わらしの恋


いつものように紫との昼間の遊びをこなし(ちなみにこの日はセミ取り競争だった)、家に戻ってきて、「草むしりしたら腰が痛い!」とごねるキリ姉にマッサージをしていた時のことである。


「これだから田舎は……」


ぼやくキリ姉に、「まぁまぁ」なんてなだめながら、俺は腰の凝りを探しては揉み解していると、


「明日ですね」


キリ姉がぽつりと呟いた。

なんのこっちゃ。

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