座敷わらしの恋
「はー、気持ちよかった」


起き上がりながら、キリ姉が思い切り伸びをする。

どうやら満足してもらったご様子である。

個人的にはもう少しやっていてもよかった、なんて。

いや言うまい。


「悠、マッサージ上手いじゃん。
専属マッサージ師になってもらいたいくらい」


「そりゃどうも。給料いくらですか」


「ご飯くらいなら作ってあげる」


タダ働きってことかい。

まぁいいですけど。

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