ノラネコに首輪




良かった。・・・安心しちゃったよ。
シュウは家で待っててくれた。
シュウは私を心配してくれてた。

・・・あっ。まっすぐ帰ればよかった。
そしたらシュウは怒ってなかったでしょう?



「・・・で、キスもしたし。なにしてたの?」

「友達と呑みに行ってたの。そしてら酔っちゃって・・・、起きたらカラオケにいたの。
なんかナンパされてついて行っちゃったみたい・・・」

「・・・・・・はぁ」



ため息をついたシュウは私の手首を引っ張って家までの道を進んでいく



「えっ?えっ?シュウっ?」



名前を呼んでもなにしてもこっちを向いてくれないシュウ

家に入ってすぐ壁に押し付けられた



「オレ、許さないよ?」

「・・・ひどい」

「ヒドイのはどっち?・・・もっとヒドクしてあげるから」



そう言ったシュウは私の後頭部を抑まえて激しくキスをする

ずるいよ、シュウ。・・・シュウだけ靴脱いでって変なの
私、シュウとキスできて嬉しいくせに。

はいていたヒールを脱いでシュウの首に腕を回す


「連れてって」


私がそう言うと、シュウは私を抱き上げてすぐさまベットルームに向かうの

お風呂入ってないけどいいよね?
待てないもん。









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