ノラネコに首輪
「―――ねぇ、起きてよ」
「・・・・・・もう!ずーっとでしょ?」
ベットに入ってから何時間もなんて、体が持たないよ。
私はシュウと違って疲れてたのに・・・。
「もう眠たい・・・・・・」
「いいじゃん。オレをこんなにしたのはユキだよ?」
「・・・えっ?・・・・・・えぇ!?」
・・・今。ユキって呼んだよね!?
私の名前を呼んだよね!
「どうしたの?」
「シュウ!大好きっ」
重かった体が嘘みたいに軽くなって私はシュウに抱きついた
もう大好き!私、ちょっとは素直になれた?
「あっ先に言われた」
「ねぇ、言って?」
「聞きたいの?」
「うん。聞きたい」
もう一回。
もっといっぱい。
ずーっと言ってもらいたい。