ノラネコに首輪
好きの気持ち
「一回しか言わないから」
一回だけ?
足りないよ。シュウ
そう思いながらもシュウの上に座ってシュウを見つめながら耳を済ませる
そしたら
「好きだよ」
なんて予想もしない言葉
・・・えっ?
ユキ。ってまた名前を呼んでくれるのかと思ってた・・・
けど、すれ違い、じゃなくてあれ?勘違い・・・?
でも、でも、それでも
「・・・シュウ?」
「んっ?」
「バカ」
信じられないよ。
好き。なんて、うそでしょ?
私だけだと思ってた。
思ってるのもなにもかも。
ドキドキも寂しさも不安さも
ねぇシュウ?シュウもそういうの想っててくれたの?
私はそう期待しちゃっていいの?
「それでも、オレのこと好きなんでしょ?」
私が言ったバカに対する言葉に
どれだけ私は胸を鳴らすんだろう・・・