ノラネコに首輪





シュウが準備しておいてくれた、湯船に肩まで浸かっている私とシュウ

シュウはケモノなの。
エッチなケモノ。だけど私、そんなシュウが好きなの。

だって、可愛くて可愛そうなノラネコなんだよ?
暗くて汚いところに捨てられていた、ノラネコなの。
でもいつか私の元から離れていっちゃうんだよ。だってシュウはネコだから。

離れて言っちゃうのは寂しいけどしょうがないもんね。



「なに考えているの?・・・エッチなこと?」

「・・・シュウじゃあるまいしそんなこと考えてないよ」



可愛いシュウは拗ねたような顔をして私の頬にキスをした。



「シュウ、最近はベッタリだね」



ずーっとシュウとくっついてる気がする。
寝るときも起きたときもその後も、帰ってきたときもすぐだったし

もうすぐで私から離れていくってことなの?




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