ノラネコに首輪
首輪の代わりに
「就職おめでとう!シュウ」
「うん」
「スーツ似合ってるね。これプレゼントだよ」
シュウの首に回して、手早く作って形を整えた
「ネクタイ?」
「可愛いでしょ?ストライプ。チェックも買ったよ」
「これって首輪の代わり?」
「うん」
頷くユキを見て、シュウがポケットから長い箱を取り出した
「じゃあこれはいらない?」
そう言ってユキの目の前に出したのは
「ネックレスだ・・・、私に?」
「いらない?」
「いる・・・・・・」
いつも予想外なシュウ
でもそれはシュウにとってもそう。
「首輪ね。今度はちゃんと指にはめれるのにするから」
なんてやっぱり
シュウには勝てないユキ
だってこれってプロボーズでしょう?
「・・・シュウは知らないんだね。
ネクタイはほかの女を見ないで、シュウは私の物だって。意味なんだから」
そういってギュっとネクタイを首元まで絞めた
あれ?ユキの逆転勝利?
それではやっぱり、最後はキスで閉めましょう。
end.
ナレ-タ-:アミネ
なんちゃって。