ノラネコに首輪




なかなか離れないシュウの腕に軽く触れる私。
暖かい手なのに、少し震えてるのかな・・・



「どうしたの?シュウ・・・」

「んー。ギュってしたくなっただけ」

「ふふっなにそれ」



シュウは可愛いね。
このままウチのネコになってくれたらいいのに。



「離して?シュウ。私、準備しなくちゃ」

「・・・こうしてるのイヤなの?」

「別にそんなことないよ。でも仕事あるから」

「うん・・・」



歯切れが悪い
シュウは少し寂しそうに私から手を離した。

・・・変だよ。こんなシュウ。

私は少し駆け足で洗面所に向かった




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