ねぇ どこが好き?


それからブルドックをさらに飲み続け




小嶋クンにも飲ませ続け





ちどり足どころか





立ち上がることもやっとになった私は…





ヘラヘラ笑いながら





「ごめんね〜終電ないでしょ?

そこらへんで寝ていいよ〜
朝イチで帰れば大丈夫だよ〜」






って泊まっていくことを提案したらしい




「そこらへ〜んって

廊下を指差してましたよ」





酔っぱらいのたわごととはいえ


住んでる場所を
知らなかったとはいえ







――完全に誘ってる女じゃん!





こんなこと言えた自分に




今さらビックリだよ




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