ねぇ どこが好き?
耳まで真っ赤になった小嶋クンは
天井の一点を見つめたまま
まるで置物のように
ピクリとも動かなくなってしまった
「小嶋クン?
どうしたの?大丈夫?」
毛布で胸元を隠しながら体を起こし
小嶋クンの顔を覗きこんでみる
――ぅわぁ…真っ赤
ホント大丈夫かな…
「…大丈夫じゃないです」
そう言ったと同時に体を起こし
私をベッドへ押しつける小嶋クン
繋いでいたはずの手は外され
かわりに手首を掴まれ
顔の横で
動けないように固定されている
ドキッとするような
……男の顔してる