ねぇ どこが好き?

「ちょっ! ちょっと小嶋クン どうしたの?」





言い終わる前に重ねられる唇






あまりに突然のことで



目を閉じることも出来ず



さっきまで小嶋クンが見つめていた天井と



小嶋クンの顔を



交互に見ることしかできない…








吸うでもなく

舐めるでもなく

入れるでもなく







ただそっと唇を重ねるだけの




初めてのキスや

淡い恋心まで思い出してしまいそうな…





そんな触れるだけのキス







優しいキスに

息をするタイミングも分からず


ただされるがままになっていた






< 25 / 50 >

この作品をシェア

pagetop