ねぇ どこが好き?
私の異変にやっと気付いたのか
小嶋クンが耳まで真っ赤になった顔をあげ
真上から私を覗きこむ
すっかり潤んでしまった瞳の私と
目が合う――…
「コハナさん………
なんかその顔……エロイっすよ
そんな顔…反則」
口角の上がった口元を
ニコリと更にあげて
ふたたび私の唇は塞がれた
今度はさっきと違い…
吸ったり
舐めたり
入れたりと
―熱くて深くて―…
昨日飲んだお酒みたいに
記憶を無くしてしまいそうな
強く激しいキスだった