ねぇ どこが好き?
「コハナさん脱いじゃうし…

オレ一度は家に帰りかけたんですけど…

その…ズルイこと考えて……」





髪を撫でる手が後頭部で止まる






「…ズルイことって何?」




「コハナさん無防備に寝てるから

魔がさしたっていうか…」



「…魔がさした?」




「……はい…」




「何かした……とか?」




「…………」




「何をしたの!?

怒らないから言って?」





――まさか…


寝てるうちに犯されたとか…!?







小嶋クンは急に私から離れ

枕の近くに置いてあった黒の携帯を取り操作しはじめる







「これ……」




―画面の中には―…






ニヤケた顔で眠る私の写真







「いつもは綺麗で
スキのないコハナさんが

酔っていたとはいえ…

オレの前で無防備に寝てくれてるのが

何だかとても…いとおしくて」





照れながら言う小嶋クンに




また抱きしめられる



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