君想論 〜2人のサヤカ〜
[学校]というものは集団活動を主としている場であるため、本人が意とせずも常に“誰か”と行動を共にしていることが多い。
だがオレは、登下校に関しては、本人のプライベートの時間帯として割り振られるものであると考える。
公共の乗り物を利用しない学生となれば尚更だ。
プライベートで特定の“誰か”と一緒となって行動するというのは、余っ程仲睦まじい間柄でないと本来は有り得ないことである。
ま・し・て・や!!!!
それが異性の“誰か”であったのならば尚ッ更である!!!!
要するに、何が言いたいかっつーと、そりゃーもう『ムフフ』じゃないかっつー話なんだわコンニャロー。
世の中にゃー、その『ムフフ』の甘みぁ〜い蜜を啜(すす)れずに今を生きる哀れな男子高校生もいる訳なのよ。
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