君想論 〜2人のサヤカ〜
第四節
―――…………
時は流れて放課後。
せっかくの椎名ちゃん(+α+β)との楽しいお食事会も終わり、[今日の楽しみ]というものを全て使い切った桐野くんは、午後の授業など全く聞いていなかった。
まぁ、椎名ちゃんが笑顔で、「また明日、(イッセーと一緒に)来ますね♪」と微笑みかけてくれたから、今日はもう良しとするかね。
ダルダルでネムネムな5、6時限の授業を終え、「よーし、帰るっぞー♪」っとウッキウキ気分になっていた桐野くんが立ち上がろうとした、そーの時であったー♪
ガキーンッ!!!!!!!!
舞い上がっていた桐野くんのハートが地に落ちた。
いざ椅子から腰を上げようとした時、机の脚の部分に何かがぶつかって高い金属音が鳴り響いた。
何かと思い、チラッと横目で隣の席の住人に視線を向けると……
マジ半端ねぇ、顰めっ面の[梧 清花]が椅子に座ったまま、左手にト字型の杖を握った状態で此方に睨みを利かせていた。
どうやら、あの杖でオレの机の脚を叩いたようだ……
「……………」
何も言わずに、ただ此方を睨んでくる[梧 清花]さん。
蛇に睨まれた桐野くん。
まぁ、こわい。
「……何か用か……??」
「話がある」
あぁ……そうッスか……
「……………」
「……………」
「……………」
「……………」
「……………」
「……………」
えっ!!??
会話終わりッ!!!???
時は流れて放課後。
せっかくの椎名ちゃん(+α+β)との楽しいお食事会も終わり、[今日の楽しみ]というものを全て使い切った桐野くんは、午後の授業など全く聞いていなかった。
まぁ、椎名ちゃんが笑顔で、「また明日、(イッセーと一緒に)来ますね♪」と微笑みかけてくれたから、今日はもう良しとするかね。
ダルダルでネムネムな5、6時限の授業を終え、「よーし、帰るっぞー♪」っとウッキウキ気分になっていた桐野くんが立ち上がろうとした、そーの時であったー♪
ガキーンッ!!!!!!!!
舞い上がっていた桐野くんのハートが地に落ちた。
いざ椅子から腰を上げようとした時、机の脚の部分に何かがぶつかって高い金属音が鳴り響いた。
何かと思い、チラッと横目で隣の席の住人に視線を向けると……
マジ半端ねぇ、顰めっ面の[梧 清花]が椅子に座ったまま、左手にト字型の杖を握った状態で此方に睨みを利かせていた。
どうやら、あの杖でオレの机の脚を叩いたようだ……
「……………」
何も言わずに、ただ此方を睨んでくる[梧 清花]さん。
蛇に睨まれた桐野くん。
まぁ、こわい。
「……何か用か……??」
「話がある」
あぁ……そうッスか……
「……………」
「……………」
「……………」
「……………」
「……………」
「……………」
えっ!!??
会話終わりッ!!!???