君想論 〜2人のサヤカ〜


だがしかし、やはり流石に肢体を直視することは出来ず、精々[見えそうで見えない]。

将に[チラリズム]が限界なのだ。

実に惜しい。実に悔しい。


だが、それがまたイイー!!!!


(決して見えない……見えてはいない……でも見えそう……あと少し……でも見えない……まず見えることはない……)


だが、それがまたイイー!!!!







……っとまぁ、こんな具合で桐野くんは体育の授業をサボるに至ったのであった訳よ。

いいじゃないの、オレはオレの青春を満喫してるだけだ。

汗水垂らして必死に走り回るより、こう言うモノの方がオレにはお似合いだしな。


「……………」






本当に……

くだらん……

やってられっかっつーの……


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