私のペットは俺様わんこ。
「………」


『…泣き虫。』


「ぅん…」


『あんな男の言うことなんか無視…』


「違うよ。」


『あ?』



これはね………



「ありがとうの涙だょ」


『…』



いつもくぅちゃんはあたしを
慰めてくれた。
あたしくぅちゃんが大好きなんだから。



『んなこと言っても可愛くねーぞ』


「……最低ー(笑)」


『ははっ』



あたしはくぅちゃんの腰に手を回した。



『なに…』


「やっぱギュッてしたら癒されるな〜って」


『そうかぁ?』



あったかい…
くぅちゃんの背中から伝わるくぅちゃんの
心臓のオト。
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