私のペットは俺様わんこ。
「うるさいなあ。」


『んだと?メソメソ泣いてた頃のが可愛かったんじゃねーの』


「………っ//」



あたしの顔がかぁっと熱くなるのを感じた。



『真っ赤〜』


「……赤くないしっ」


『嘘はダメだろ?』


「〜〜〜〜……っ//」



近づいて耳元で囁く。
髪が顔に当たってくすぐったい…。



『可愛いな〜、俺の飼い主さんは。』


「……。」



――ゴ……ン

あたしは立ち去ろうとしたくぅちゃんの
後頭部をグーで殴った。



『っ痛ーーーーー!!!?』
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