私のペットは俺様わんこ。
「背もたれ登っちゃ、だめ」


『細かいって。で?どっち?』


「い……い、ぬ」



あたしは目を反らして答えた。



『じゃあ明日には犬なっちゃうかも』


「…え!?」


『寂しいな?』



そういってあたしの唇を指でなぞる。
なんか変なかんじ…
くぅちゃんはペットなのにドキドキしてるあたしがいる。
妙に色っぽくてあたしが壊れそうになる。



『俺は人に生まれたかったな』


「…なんで」


『…犬やだから』


「……」


『嘘うそ!…あやめとこうしてたいからね』



ニコッと微笑みあたしの頭をなでる。
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