私のペットは俺様わんこ。
『ま、いいけど』



あたしが硬直しているとくぅは薄く微笑んでまたあたしの膝に頭を乗せた。



「あ、」


『今だけ。』



ちょっとくすぐったいけど嫌じゃない。



『美脚〜』


「…ありがと」


『うん』



くぅちゃんはそのまま寝てしまい晩御飯まであたしはじっとしていた。



「あ、明日いきなり補習か」



あたしは深くため息をついた。



「武藤かあ…」



ほんとに来るのかな。
あたしはくぅちゃんの頭をゆっくり撫でた。



「はあ…」



それからあっという間に時間は過ぎていった。
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