私のペットは俺様わんこ。
あたしはくるりとくぅに向き合う。



「くぅちゃん?大丈夫だよ、あたしいなくなったりしないよ」



わさわさとくぅちゃんの頭を撫でる。
きっと元気になるはず。



『…好きなんだってば』


「知ってるよぉ」


『ホントかよ…』



なんでそこまで疑うんだ?
…あたしは頭を撫でる手を止めた。



「……くぅ?」


『ハグしたいとかキスしたいとか。』


「え?」


『抱きたいとか。』



ちょ、何言ってんのくぅちゃん……。
それってもしかして……


もしかして……
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