サンタさんの代理人

決意

｢務まるか分からないけど、私、やってみます！｣


リーダの嬉しそうな顔が私を感激させる・・。
受けて良かったって思ったもん。



最初はサンタさんなんていないって思ってた。
でも、サンタさんはいた。しかも臨時サンタ頼まれちゃうし・・。


でも、クリスマスのプレゼントために頑張るのも悪くないかなって思ったんだ。



｢でも仕事とか色々分からないし、第一、クリスマスアイランドってどこにあるの？｣



｢そうなんです！そこなんです！！あなたがサンタさんになるためには、クリスマスアイランドでちょっとした訓練をしなきゃいけないんです。｣



｢訓練？｣



｢そうです。訓練です。トナカイの扱いとか色々訓練しなきゃです。｣



｢だから明日からクリスマスまでクリスマスアイランドで訓練をします。その間、クリスマスアイランドで生活してもらいます。」


｢え？だって学校もあるし、家族にだって何て話せばいいの？サンタになるからクリスマスアイランドで暮らしますって？｣



｢ご家族には真実をお話になれば良いと思います。お勉強の事はあっちでも出来ますので・・。｣



｢そんなっ！｣


私の親がそんなに物分かりの良い人とは思えない・・・。


でも・・・。



｢分かりました。｣



｢それでは、明日の朝、お迎えに行きますのでよろしくお願いしますっ！｣

｢はい。｣









｢それでは今日からあなたがサンタさんです！！｣