禁断の恋人
第一章 ひとめぼれ。
ピピピピピッ〜
「うるさいなぁ…」
僕は目覚まし時計が鳴る音で目が覚めた。
僕は、ベットから起きあがり、カーテンを開けた。
「…はぁ……。」
今日はなんだか、気が重い。
学校なんて行きたくないなぁ…
「凌〜!いつまで寝てるの〜!早く起きなさい!!」
「もう起きてる!!!」
「あらっ!早く下りてきなさいね!ご飯出来てるから。」
朝からうるさい親だな…
近所迷惑とか考えないのかあの人は。
それに僕はもう高校生だ!!
母さんに起こされなくても、自分で起きれる!!
「……はぁ…」
本日二度目のため息。
僕は村山凌。
白専高校の一年だ。
白専は男子校だった。
でも去年、男女共学になったんだ…
だから女子生徒の割合が低い。
入学初日も、上級生の人達が女子生徒に声をかけていた。
きっとナンパだろう…
白専は意外とお金持ち学校で、
校舎は綺麗だし、結構なんでも自由な学校だ…。
「…はぁ……」
なんて事を考えながら、僕は学校に行く準備をした。