いつまでも、いつまでも。
蒼の一日
夜の姿
<…バキッ ボフッ、バキッ…>
月と星の光だけの空間で何かを殴る音と、
男のうめき声。
そこには、一人の男がいた。
空と同じ、黒いフードを顔が見えないように深く被っていた。
複数の男相手に、体をしなやかに動かし殴っていた。
次々に倒れていく派手な男の集団。
最後には、息一つ乱れていない様子の男が一人立っていた。
そんな男に、倒れ平伏せている男が声を振り絞る。