そんな君に惚れちゃった

「ごめんっ！那古っごめんっ！」


雪が謝ってる…

でも

一体なにに対して謝ってるの…？


まさか…
他に女の人ができたとか？

私は遊びだったとか？


私の事…


本当は好きじゃなかったとか…？


そう思うと怖くて…

私から雪が離れていきそうで…


思わず雪に抱き付いた。


「わっ！……那古？」

あー…
やっぱり落ち着く…

雪が好き…


もし雪が私を好きじゃなくても…


私は雪が好き…


雪は私のいつもと違う空気に戸惑ったのかなにも話さない…

そんな沈黙を破ったのは私だった。
「……雪？」

「ん？」


「……好き。大好き！私にとって雪は…なくてはならない大切な存在なんだよ？
雪にとってわたしは…





必要かな…？
私は雪にとって…
何なのかな…？雪は…私のこと…好き？」




いってみた。


今の私のありったけの思いを…


そのまま雪に伝えてみた。