シンデレラ~あなたが羨ましくて~
「べ、別にあなたのためじゃないわ!
ただ、私がやった方が早いんだもの!」


「でも、、、」


「だいたいあなたは要領が悪すぎるのよ!
鳥なんかに話しかけてる暇があるなら手を動かしなさいよっ!」


「ごめんなさ、、、」


「あなたの直ぐにごめんなさいとか、
すみませんとか言う所かなり好きじゃないわ。
それで何でも許されるとでも思ってるわけ??
そんなんだからお母さんや私にこき使われるのよ!
本当にあなたみたいな人大嫌いよ!」


「、、、。」


あっ!


シンデレラはとても傷ついた表情を浮かべていた、、、。


少し言いすぎたかしら、、、??


でも、、、私だってこんなこと言いたかった訳じゃないわ。


謝らなきゃっ


でも私の口から出た言葉は謝罪ではなかった。
「何をボーとしてるの??早く次の仕事をしなさい。」


「、、、はい。」


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