草食系彼氏


そのとき、「紫苑!」と誰かに呼ばれて、振り返ると高が立っていた。

「部活終わった?」
「うん、今終わったとこだけど」

じゃあ、と足元に置かれたスクールバッグを肩に担ぎ上げる。

「一緒に帰ろうぜ」


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