草食系彼氏


――キンコンカンコーン――

チャイムの音で目が覚めた。

授業、終わったんだ。


私が起きたことに気づいたのか、カーテンの向こうから先生が入ってきた。

「柊さん、大丈夫?次給食だけど……食べる?」
私は弱々しく首を振った。
食欲は全く無い。


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