王子×メガネ
甘い甘い飴
「充……なんかおかしいよ」
「おかしくねぇよ」
充は私の額に自分の額をくっつけ私の手を強く握った
「充……ん?」
その握られた手から伝わる温度がおかしい
「充熱あるんじゃ……」
充は私ごと一緒に床に倒れた
道理でおかしい訳だ
手は熱いしやけに甘いし
もしかして好きって言ったのも熱のせい?
「円香……」
「……っな………何?」
充は身体を起こし私を見下ろした
その瞳が熱のせいか色っぽかった