王子×メガネ
甘い甘い飴



「充……なんかおかしいよ」

「おかしくねぇよ」



充は私の額に自分の額をくっつけ私の手を強く握った



「充……ん?」


その握られた手から伝わる温度がおかしい



「充熱あるんじゃ……」


充は私ごと一緒に床に倒れた



道理でおかしい訳だ



手は熱いしやけに甘いし



もしかして好きって言ったのも熱のせい?


「円香……」


「……っな………何?」


充は身体を起こし私を見下ろした



その瞳が熱のせいか色っぽかった












< 153 / 260 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop