王子×メガネ
遠い距離



充Side






「ほんとにいいのか?」


「はい。円香には……」


「秘密だろ?ほんとにいいのか?」



今退学届を学校側に提出しようとしている



何度も訪ねた円香の家にはお父さんがいて



絶対会わせないの一点張り


色々考えたが



やっぱりあいつから離れることにした



俺はあいつを守れない


そろどころか傷つけるばかりだ


「やっぱ円香ちゃんに」


「言わないッスよ」


今井さんはせめて円香には言えと言う



だけどそれじゃ意味がない










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