ちっちゃい俺様とちっちゃいお姫様

帰り道
威がかわいいと言っていた
美梓というやつの話で
1人で盛り上がっていた

このままだと話が永遠そうなので
俺は放置して帰ることにした。

帰ると同時におふくろと親父が
荷物を抱えて出ていくのがみえた。

「おー俊!おかえり!
 今から父さんたち出張だから
 あと頼む」

そしておふくろも
「ごめんね!
 あとで、今日から俊と一緒に住む
 高1の子が来るから
 よろしくね」

おいおい!
ちょっとまて!
って言おうとしたら
もう出ていってしまった。
< 23 / 51 >

この作品をシェア

pagetop