それでも痩せたい恋物語
磨り減る精神状態
[新着メールが1件あります]

10/11/17 15:17
from 黒野
sub m(__)m
----------------------

ごめん!
今日一緒に帰れない。

----------------------

10/11/17 15:19
to 黒野
sub Re:
----------------------

分かったよ(^o^)

----------------------

いつもならもっと絵文字とかデコメとか使いところだけど。
本当なら理由も聞きたいところだけど。
今この瞬間は「かお」って変換して一番目に出てきた顔文字で許してください。
返信は来なかった。
それより私は、寄り道とか買い食いとかしなくてすむ方の気持ちが大きかった。
早めに帰ってとりあえず寝よう。

家に帰ると、制服を脱ぐこともなくベッドへダイブした。
こんな我慢ももう少しの辛抱。
明日になったら美味しいご飯を食べていい。

目をつぶっていると、いつの間にか眠りについてしまった。

「・・・んー」
目が覚め、時計に目を向けると帰宅してから一時間半が経っていた。
辺りは真っ暗で、電気をつけなければ何も見えない状態。
とりあえず近くにある携帯の灯りを頼りに電気をつけた。
「お腹すいたな・・・」
まだ誰も帰ってきていない家の中。
階段を降り、冷蔵庫に手を伸ばしかけて我に返る。
「いけん、食ったら最後、食ったら最後」
けど、少しはいいかな・・・?いいよね、誰も見てないし。
そんな気持ちと闘ってみるけど、やっぱり駄目だという思いが勝つ。
とりあえず水を口にして、また自分の部屋に戻った。



< 7 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop