Reset -いじめ-
「……助けてくれなかったし、裏切られたけど…やっぱり愛夏たちは…友達だった。」
何も言えない。
何を言ったらいいのか分からなかった。
「……だけど、うちは恵那にも愛夏にも
酷いことをした………
元には戻れないし、またいじめられるぐらいなら死んだ方がマシだよ。」
泣き崩れる里の背中をあたしは
ゆっくりと撫でた。
「…駄目だよ、死んだら。」
いつの間にか、横には恵那がいた。
「「恵那っ!!??」」