La continuation du reve
もういかないと。
そう言うあなたのことを繋ぎ止めたかった。
だけど、ゆっくりと離れていく。
また会えるよね?
どこの誰かも分からないあなた。
こんな言葉しか言えない。
胸が締め付けられそうな思いでその子を見つめていると、ただ、頷くだけだった。
一年前とは違う。
約束さえない。
だんだん離れていくその姿に向かって、あたしは叫んでいた。
あなたの名前を教えて、と。