La continuation du reve

それを舌の上で転がしながら、ぐるりと一周、展望台の中を歩き回る。

その頃には暖房のおかげで、体がほのかに温まり出していた。


約束の時間まで後少し。


一年後、

この時間、

この場所で。


きっとあの子は来てくれる。


期待に胸を踊らせて、あたしは一階のフロアのベンチに腰かけた。



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