純情★可憐─恋してヴァンパイア─

「ついてる…」



親指ですっとあたしの口の端を拭うとそれをペロリと舐めた



「あめぇ…」



食べていたケーキのクリームがついていたのだ



「…ありがと…///」


クスリと笑うとあたしを引き寄せる



「なっ…キスしょっか…今なら甘いぜ」



天音に見つめられると動けない



静かに瞼をとじると唇を味わうようなキスをする



「やっぱあめぇな…」



そして情熱的なキスに変わる
< 105 / 145 >

この作品をシェア

pagetop