純情★可憐─恋してヴァンパイア─

スッと天音の指先があたしの頬を撫でる



「俺がお前を守ってやっから…」



「…うん…ありがとう」



今日の天音は何だか頼もしく見える



頬を撫でた指先がスルリと移動して"くいっ"と顎をあげる



「ふっ…後でゆっくりって言ったろ?」



そう言ってあたしの腰を抱き唇を重ねる



甘く甘美な世界にあたしは引きずり込まれる



「んっ……ふっ……んあっ…あ…まね…」
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